[第2回改訂版] 性能規格
(一財)土木研究センターが定める、国内唯一の認定基準一覧をご覧ください。
「耐候性大型土のう」に要求される性能一覧
(赤字箇所が「耐候性大型土のう積層工法」設計・施工マニュアル[改訂版]平成29年10月から、今回改訂になった箇所、追加項目)項 目 | 試験方法 | 評価内容 | 性能規定値 | ||||
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材料に要求 される性能 [生 地] |
初期強度 変形特性 |
初期引張強さ | JIS L 1096 準用 | 強度1) | 袋材タテ | ー | N/cm以上 |
袋材ヨコ | ー | N/cm以上 | |||||
胴部縫製 | ー | N/cm以上 | |||||
初期伸度 | 伸び率 | 袋材タテ | 35 | %未満 | |||
袋材ヨコ | 30 | %未満 | |||||
耐久性 | 耐候性2) | JIS L 1096 準用 屋外暴露試験 [短期1年,長期3年] |
強度 | 袋材タテ | 240 | N/cm以上 | |
袋材ヨコ | 240 | N/cm以上 | |||||
胴部縫製 | 240 | N/cm以上 | |||||
定荷重下 状態の耐 候性試験 |
JIS L 1096 準用 屋外暴露試験 [吊り荷重:80N/cm] [負荷期間:6ヶ月(短期,長期)] |
強度 | 袋材ヨコ | 160 | N/cm以上 | ||
胴部縫製 | 160 | N/cm以上 | |||||
耐薬品性 | JIS K 7114 準用 JIS L 1096 準用 |
強度 | 硫酸 (pH2) |
240 | N/cm以上 | ||
水酸化 ナトリウム (pH12) |
240 | N/cm以上 | |||||
塩化 ナトリウム |
240 | N/cm以上 | |||||
耐熱性 | JIS Z 1651 準用 JIS L 1096 準用 [耐熱試験:70℃ 1時間] |
強度 | 240 | N/cm以上 | |||
耐寒性 | JIS Z 1651 準用 JIS L 1096 準用 [耐寒試験:-25℃ 1時間] |
強度 | 240 | N/cm以上 | |||
耐環境性 | 溶出試験 | 昭和34年厚生省告示 第370号準拠 |
溶出・生態 | 有害物質を溶出しないこと | |||
排水・透水性 | 開孔径 | ASTM D 4751 準用 | O95 | 1.0mm 程度 以下 | |||
透水性 | JIS A 1218 準用 | 透水係数 | 1.0×10-2 cm/s 以上 | ||||
材料に要求 される性能 [吊りベルト材] |
初期引張強度2) | 引張強さ1) | JIS D 4604 準用 | 強度 | ー | kN/本以上 | |
耐久性 | 耐候性2) | 屋外暴露試験 [短期1年,長期3年] |
24 kN/本以上 | (4点吊り) | |||
耐熱性 | JIS D 4604 準用 [耐熱試験:70℃ 1時間] [耐寒試験:-25℃ 1時間] |
24 kN/本以上 | (4点吊り) | ||||
耐寒性 | 24 kN/本以上 | (4点吊り) | |||||
土のうに要求 される性能 [袋 体] |
中詰め構造 | 圧縮強度特性 | 性能評価試験段階(礫質土) | 圧縮強度 | 240 | kN/m2以上 | |
摩擦特性 | 「耐候性大型土のう積層工法」 設計・施工マニュアル に規定する性能評価試験 |
袋体と袋体 | 摩擦係数: | 礫質土 | 0.5 以上 | ||
砂質土 | 0.5 以上 | ||||||
粘性土 | 0.5 以上 | ||||||
土と袋体 | 摩擦係数: | 礫質土 | 0.6 以上 | ||||
砂質土 | 0.5 以上 | ||||||
粘性土 | 0.4 以上 | ||||||
吊上げ・吊下し 特性 |
損傷の有無 | 所定の繰返し回数(10回)後に吊上げ材, 生地の亀裂・損傷等により,中詰め材 がこぼれださないこと |
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衝撃落下特性 (耐衝撃性) |
損傷の有無 | 所定の落下回数(3回)後に生地の亀裂・ 損傷等により,中詰め材がこぼれださ ないこと |
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形状保持特性 | 形状寸法 | 形状(高さ,直径)が満足されること | |||||
直径 1.1m ± 6% | |||||||
高さ 1.0m ± 6% | |||||||
吊り確度 | 吊り確度(60°)を満足できること |
2)屋外暴露の結果は、証明日より1年以内の結果を用いることを原則とし、1年耐候製品については、1年間の屋外暴露により判定し、3年耐候製品については、@1年間の屋外暴露後から3年後の予測、A過去に実施した同製品の屋外暴露の強度変化(新規の場合は同種繊維を参考)、@Aを考慮して判定を行う。
なお、3年耐候製品について1年経過後基準値の1.2倍(ベルト:30kN/本、生地:300N/cm)を下回る場合は、追加試験等の実施を条件として総合的に評価を行う。