耐候性大型土のうの特長
「耐候性大型土のう」は、「耐候性大型土のう積層工法」設計・施工マニュアルの性能条件をすべて満たした製品をいいます。河川・道路などの緊急を要する災害復旧時に耐久性を発揮します。
紫外線劣化に対する耐久性に優れ、長時間設置後でも移動・転用が可能です。
特長
- 原糸に練り込まれた紫外線吸収剤(カーボンブラック)が化学繊維の紫外線劣化を抑制するため、耐候性に優れています。
- 容量は1m³、中詰最大質量は20kNまで投入可能です。
- 耐候性の促進暴露試験(JIS L 1096 耐候性)で、1〜3年強に相当する暴露時間後においても、質量20kNに対し十分な安全率を持つ引張強さを維持しています。
適用範囲
主に、災害復旧事業における応急仮工事及び本工事実施のための仮設工事等に適用するものとする。
⑴耐用年数3年未満の仮設構造物の設計・施工に適用する。
⑵「耐候性大型土のう」として、仮設土留め構造物、仮護岸工および仮締切工に適用する。
⑶緊急を要する応急工事等にあたっては、本マニュアルに示す「標準断面図集」等を参考に、適用できるものとする。
*“「耐候性大型土のう積層工法」設計・施工マニュアル”<(一財)土木研究センター>より抜粋
⑴仮設道路 |
⑵仮護岸 |
⑶土留め擁壁 山間部の斜面の一部が崩れたため、 応急対策に設置。 |
応用範囲
長期備蓄状況 | 緊急復旧 |
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※2006年(平成18年)福井県でおきた災害に、土を入れて1年間備蓄されていた耐候性大型土のうが使用され、耐久性が確認されました。 |
- 災害発生時の河川・道路・
海岸・地滑りなどの復旧工事 - 破堤時の土堤・大型土のう締切工法
- 河川切り換え用仮締切
- 工事用道路
- 砂防導流堤
- 災害備蓄用